戦国最強の呼び名も高い武田信玄は、生涯70回もの戦をやって負けらしい負けは2回しかありません。(※最初の敗戦はこんな感じです)この度ちょっと機会があって、その信玄が数少ない黒星をつけられた舞台となった、長野県上田市にある砥石城に行ってきました。
この城は上田の豪族・村上義清の有する城で、信玄がこの城を攻めたとき、なんと城兵はたったの500人で、攻める信玄の軍勢はその10倍以上の7000人! そのうえ武田軍は南信濃を攻略したばかりで勢いにのっており、戦意はすこぶる旺盛です。武田軍は、この目の前にあるオモチャみたいな城をみて、きっと余裕しゃくしゃく楽勝じゃんだろうと思ったでしょうね。ええ、アタシも実地に城見て思いましたもん、こんな小さい山城が落とせなかったんかよ信玄!って
こりゃ弱そうだ
・・・ね?どうです? こんなチンケな城一ひねりだって思いません?
10倍もの軍勢がいるんだからこんなの楽勝じゃん! きっと武田軍はそう思ってこの道を駆け上がって行ったんだろうなと想いを馳せながら、アタシも同じ山道を登って行きました。
さてさて中央にあるあの安っぽい門を抜けて山道に入って行くと、・・・ごめんなさいものの3分で汗ダラダラなんすけど(^^; 下から1目見て、勝ったな、ああ、なんて思ってすみませんでした義清様って土下座したくなりましたよ(><)
すみません泣きそうです(><)
なんだよこれ下から見たイメージと全然違うじゃんかYO! だんだんだんだん登れば登るほど急になるこの坂ヤバすぎるって(^^; しかもアタシなんざ荷物はこのデジカメ一個くらいだからまだイイけど、この城を攻めた寄せ手は甲冑に槍もったフル装備なわけでしょ? そんな重たいカッコでこんな山道まともに登れるかあっ! この戦いでは武田軍の大将クラスが二人も討ち死にしてるんだけど、そりゃ死ぬだろだって上から見たらこんな感じなんですもん(><)
ベリーイージー
こんな狭い道をワサワサ登って来られれば、そりゃ石投げてもお湯ブっかけても面白いように当たるだろうさ(^^; ってかそうだよ寄せ手の軍勢、ただ重いモン身に着けてこの山登るだけで無く、上から石やら弓矢やら降ってくるんだよな罰ゲームにもほどがあるだろ(><)
信玄は結局この城を攻め落とすことが出来ず、そうこうノタノタしているうちに村上方の援軍が来て挟み撃ちにされてフルボッコを食らったこの戦いは、砥石崩れと呼ばれております。
この砥石崩れ・・・知識としては知っていたけれど、いざ実地に城を見て登ってみると、武田方がおそらくは相手をナメてかかったであろうってことと、いざ攻めてみたらトンでも無く大変だってこと、守る方からすれば目茶イージーモードだったってことが、まざまざと実感出来ました。武田信玄ファンや村上義清ファンはもちろん、少しでも戦国時代に興味がある人はぜひぜひ行ってみることをオススメします☆ いやー城攻めって本当大変なものですね(><)
こんなに狭いのかYO!
砥石城 上信越道 上田菅平インターから10分 上田駅から車で20分
※その後の村上義清はこうなりました
|