１５９０年、小田原征伐を終えて天下統一を果たした豊臣秀吉が、そのまま余勢をかって関東・東北の大名を呼び集め、改めて我こそ天下人たらんとの号令をかけた地がこの宇都宮城です。


戦国大名大集結

秀吉の入場には佐竹義宣、南部信直と言った東北の顔をも言える大名が先導するという華やかさです。まさに戦国総決算の集合イベントと言っていいでしょう。


さあ宇都宮城へ

さて東北オールスターズを結成するのなら、あの男の名は外せません。そう、戦国一の伊達男・伊達政宗を。でもそんな目立ちたがりの政宗なのに、なぜかこんな一大イベントの先導役に名前が載っていないではありませんか。


政宗は何処へ行った！？

なんと！政宗はつい一カ月前の小田原征伐に遅刻しながら必死のパフォーマンスで秀吉に許して貰ったばかりなのに、今回の奥州仕置においてまたしても遅刻してしまうという失態をやらかしていたのですｗ


政宗らしいっちゃ政宗らしいｗ

その時の政宗が秀吉に宛てた書状は現代にも残されており、

「昼夜兼行で向かったのに、馬が疲れて荷物が届かずダメでした（＞＜）」
「これから夜通しで明日の朝１０時には必ず参ります！」

などといった必死の言い訳が書かれているのが確認されております。
さすがは政宗☆転んでもタダでは起きずに現代の我々を楽しませてくれますねｗ
残念ながら、それに対して秀吉が何と答えたかは分かりませんが、とりあえず政宗の首が繋がっていたところを見ると、なんとか許して貰えたのでしょうｗ
そんなこんなで群雄終結した宇都宮城において秀吉は、東北・関東の大名たちの領地国境配置を定め、これが奥州仕置と呼ばれたのでした。


この広場に群雄終結したのかな？

今から４００年の昔、秀吉はこの本丸跡から諸大名たちを見ろしていたのでしょうか？　そんでもって諸大名の前でふんぞり返り「蒲生氏郷！おまえはよくガンガったから会津９０万石を与える！」とか「その９０万石は遅刻した政宗から没収した分だｗ」とか言っていたんでしょうかね？
この高い高い土塁の上から広い広い広場を見下ろしていると、天下人秀吉の得意満面な豪快顔と、戦々恐々な諸大名の驚き顔安堵顔が見えてくるようでした。


宇都宮城跡
栃木県宇都宮市　宇都宮市役所裏手・宇都宮城址公園

さて宇都宮と言えば当然いつものあそこにも行って来ました☆


さつき餃子定食＆みんみん焼餃子

宇都宮餃子を思う存分堪能できる「宇都宮餃子　来らっせ」は、宇都宮城址公園から徒歩１０分ほどの場所にあるメガドンキ地下であなたを待っておりますよ☆