淡路島 〜国生み伝説の神話島〜 (2018.9.13)

※屋島からの続きです。

この日本という国はいかにして生まれたのか? 思いっきり簡単に説明すると・・・
まだ何もないドロドロ状態の現世に神の地である高天原からやってきた男神・イザナギと女神・イザナミの夫婦がまぐわってw現在の日本を構成する本州などの8つの島を生みだしたと古事記・日本書紀に書かれております。
更にもう少し詳しく解説すると、まずイザナギイザナミ夫婦は高天原の「天浮橋(あめのうきはし)」ってところからドロドロ地上に「天沼矛(あめのぬぼこ)」をブっ刺して引き抜くと、そこからしたたったドロが「オノコロ島」となり、イザナギイザナミはそのオノコロ島に降り立って「国生み」を行ったと語り継がれております。

ってことでやってきた淡路島なのですが、この国生みに関する伝承がたくさん残されているのです。国生みの際にイザナミが一番最初に産み落とした島と言われているかと思えば、この淡路島こそがオノコロ島そのものだとも言われております。
ってことで以下、この淡路島を巡って訪れた国生みの伝承地を紹介させて頂きます。


天浮橋。
イザナギとイザナミが天沼矛をグリグリした場所です。





おのころ島神社。
天の浮橋から400mほど離れた所にあります。


絵島。
この小さな島こそがオノコロ島で、イザナミはここで淡路島を産み落としたと言われております。


それにしても改めて、アタシはオノコロ島と天橋立の伝承地を訪れて感動すると同時に悲しくもなりました。以前にヨモツヒラサカの記事にも同じことを書いておりますが、なぜこんな日本神話でもっとも重要と言っても過言ではない「国生み」に関する伝承地がこんなに寂れているのでしょう・・・これらの場所はキリスト教で言えばゴルゴダの丘やノアの箱舟の浮かんだ丘などに匹敵するくらいの聖地ですよ。
日本という国の根幹をなすアイデンティティと言ってもいい日本神話のことを、日本人はもっと大切にしてもいいのではないでしょうかね。


淡路島SAの展望台にて

でも淡路島を去る際に立ち寄った明石大橋を見下ろす展望台にあった石碑にちょっと救われた気持ちになりました。
オノコロ島の入り口を見下ろす場所でイザナギとイザナミが天逆鉾をぐりぐりしているこの石碑、いつかこの絵を見た全ての人がニッコリしてくれる日が訪れてほしいものです。


おのころ島神社
兵庫県南あわじ市榎列下幡多415番地

絵島
兵庫県淡路市岩屋884の4


その後は道の駅あわじでお昼ごはんにしました。



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