松本城 〜そこにあるものあったこと〜 (2018.4.4)

現在日本に現存する戦国期に作られた天守閣は12棟、そのうち国宝に指定されているのが5棟あり、松本城はその国宝5城の1つに数えられる大変貴重な文化財となっております。
・・・が、にもかかわらず、そんな超メジャーな城of城と言ってもいい松本城が当ホームページに紹介されていないことを不思議に思った当サイトのファンの方(そもそもそんな人はいないと思いますが(^^;)はいらっしゃらないでしょうか?
また、この松本城に限らず、姫路城や彦根城と言った国宝天守閣がなぜ当サイトで紹介されていないのか? それも筆者の史跡探訪先を見れば十分訪れることは可能であっただろうに・・・その理由は過去にチラホラ書いているところですが、改めてここでまとめさせて頂きますと、筆者は「そこに何があるのか?」ではなく、「そこで何があったのか?」を求めて史跡探訪をしているからなのです。
筆者が求めているのは、貴重な文化遺産として価値の"ある"城ではなく、かつて壮絶な戦の"あった"城の跡地なのですよ。あるいは興味深い面白い人物が本拠としていた城などですね。
その基準で考えますと、この松本城をはじめとする国宝天守閣はみんな乱世の終わった戦国末期から江戸時代初期に作られたものなので、どうにも筆者的には興味が湧かないのです。もっとも姫路城、松本城は面白い出来事、人物に関わりが無い訳ではありませんし、実のところ両城とも筆者は訪れたことがあるにはあるのです。でもその筆者の興味を引くことと天守閣がリンクしていないために、紹介文書を書く筆も進まないのです。
という訳で、過去に何度か訪れていたにも関わらず今回松本城を紹介する理由は二つです。
一つは筆者が縁あって2018年4月から松本市に住むことになったこと、もう一つは単純にイイ写真が撮れたからw えてして城跡というのは桜の名所であることが多いのですが、この松本城もその例にもれません。


ってことで以下、ココチップに案内して貰いますので松本城の桜を堪能してください☆


いかがだったでしょう? さすがは国宝松本城☆見事な桜景色だったことでしょう(^^)
いかに松本城が筆者の興味を引く城ではないと言っても、桜の名所としてはすんばらしい(><)これを紹介しない手はありませんね☆

さて桜の名所としての松本城だけを紹介するのもなんですので、↑でちょっくら書いた松本城に関して筆者の興味を引いた人物のことをサラリと書いておきましょう。
この松本城天守閣は、石川数正・康長の親子によって作られたと言われております。この石川数正という人物が、かつて筆者が天下人物語で書いたとおり、秀吉・家康という戦国2大巨頭に運命を翻弄された悲劇の人生を送っている興味深い人物なんですよね。
でもやっぱり、筆者の中での石川数正というのは、岡崎城の三河武士というイメージなので、どうにも松本城とは人物像がリンクしないのですよ。これが村上義清、福島正則立花宗茂のように、移封先でもドラマが想像できるのなら話は別なんですけどね。

もちろん筆者は、文化財基準で城巡りをする人のことをどうこう言うつもりはありませんし、歴史的な意味のことを何も知らない調べずに城を見に来ている人のことをニワカ呼ばわりするつもりもありません。
一口に城オタと言っても、世の中いろんな形の城オタがいるという、ただそれだけの話です。


松本城
松本市 JR松本駅から徒歩15分

筆者の城訪れ基準の話がでてところでもう1つついでの話を書いておきましょう。過去に何があったかが基準ならば、なぜ大坂城に行ってないんだと疑問に思った人がいるかもしれません。あれこそ「何があったか?」基準で言えば、これ以上ないくらい壮大なドラマがあった城ですからね。
ならなぜ当ホームページで大坂城を紹介していないのか? その理由は簡単です。筆者は大坂城には当ホームページを立ち上げる前に行ったことがあるからというだけの話です。でも大坂城に関しては、もう1度改めて行ってみたいと思っておりますので、いずれ紹介することがあると思います。

◆◇◆ お便り感想♪お待ちしております(^^) ◆◇◆


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