アタシは越後生まれの越後育ち、現在も越後在住の身です。そのうえ自ら歴史マニアを名乗っておきながら、なんと未だに春日山城を訪れたことが無かったのでした(^^; この度仕事関係で上越を訪れる機会があったので、いつかは行こう行こうと思いながらもズルズル引き伸ばしていたこの春日山城の登城作戦、ようやく実現することが出来ました。
謙信公のお膝元
春日山城は、言わずと知れた上杉謙信の居城です。その戦国最強と謳われる軍神が本拠としていたっていうんだから、いったいどんなに凄い城なんだろう?などと思いを馳せて大阪城や小田原城のようなものを期待して行くと、その期待は見事に裏切られてしまうでしょう。だってそこには文字通りの「山」しかないのですから・・・
でもこの春日山城、真の戦国オタが訪れてみれば、おお、まさにこれぞ戦国の城だ!と大喜びの大満足するではないかと思います。そうですこの春日山城・・・毎度毎度アタシが汗水ヒイヒイたらしながら大絶賛している、典型的な戦国の山城なのですよ☆
新緑の城道
戦国の山城・春日山城・・・ひたすら続く山道の合間合間に土塁があるだけで、遺構らしい遺構など殆ど残っていないことは言うまでもありません。でも、毎度毎度同じことを言っていて気が引けるのですが、だがそれがいい。
こんな景色が広がってます
まずは城跡うんぬんは関係無しに、うぐいすの声が響く新緑の山道を歩いているだけでとにかく気持ちがいいですからね。また、かつては謙信公も同じ道を登りながら、この広大な越後平野を見下ろしていたんだなあなんてことを想像すれば楽しさは倍増ですよ。
これぞTHE・土塁
これまた毎度毎度同じことを言っていて恐縮ですが、石垣などという高級品が主流になったのは戦国末期のことで、それまで城の壁といえばその殆どがこういった土塁でした。謙信公の山道を登りながら、おおっ、なんとこれは綺麗で芸術的な土塁なんだ!などと変な感動を覚えていると、その横にはしっかりこんな看板が立っていたのを見てちょっと可笑しくなりましたw
うん、土塁だねw
そんな気持ちのいい登城道を15分ほど歩くと、いよいよ本丸跡到着です。標高はせいぜい100mくらいかとは思いますが、やはり本丸から見下ろす越後平野の景色は素晴らしいです。謙信公もきっと同じ景色を見ていたとは思いますが、小高い丘のうえから自分の領地を見下ろす気分ってのはきっと格別だったんでしょうねえ。
越後平野を望む
あらぶる日本海
・・・でも史跡はこれだけですがw
はい、これまた典型的な戦国の山城本丸跡ですねw だがそれがいいのです。妙なハリボテオブジェクトが建っていたりするよりは、むしろ何も無い方がいろいろと想像の余地があった方が楽しいものですよ。
さて今回の登城作戦に当たっては、もう一つのサブミッションがありました。それは春日山のてっぺんから謙信の支配した越後平野を見下ろしながら駅弁を食べるというものですw なんでもこの上越市のメイン駅・直江津駅に売っている「鱈めし」というものが、駅弁甲子園なる大会で優勝した絶品とのことだったので、これは是非とも食べてみたいなどーせだったら春日山城で食ってやろうじゃないの!ってことで、登城前に直江津駅に立ち寄って買っておいたのでしたw
コンパクトながらも具沢山☆
外で食べると美味しいねw
ってことで鱈めし(写真まん中)ですが、地形補正で美味しさ倍増最高でした☆ 甘く煮付けたタラの身にちょっとピリ辛めんたい子がうまくマッチして大満足でしたよ☆
また、今回の登城作戦に参加してくれた職場の後輩は磯の漁火弁当(写真の両サイド)を食べたのですが、これまたとても美味しかったそうです☆
その土地の名物を抱えて一番の歴史名所で食す。今日は最高の歴史探索美食日和でした☆
春日山城 北陸道上越インターから15分
ちなみに冬の春日山城はこんな感じです(^^;
2017.11.5 再び春日山城に行って来ました☆
最初の登城のときに時間が無くて回れなかった場所を補完できました☆
おまけ・御館跡
さてこの春日山城から車で15分ほどの場所に、かの有名な上杉家お家騒動・御館の乱の舞台である御館跡があるのですが・・・
これだけ!?
ただの公園じゃんw
なにもない、だがそれがいいってレベルじゃねーぞwww
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