東京紀行2010 2010年2月15〜19日 

2月15日 

セーラー服とブラックジャック

小雨チラつく中、秋葉原の旧ホコ天通りを散策してみる。
こんな寒い、冷たいものが舞う中、不知火舞の出来損ないみたいな微妙なコスプレの女の子がカサもささずにチラシ配っているのがなんかかわいそうだったが、それでもアタシがチラシ受け取るとニッコリ笑顔で対応してくれたのはさすがと思ったわ。まあチラシ貰っただけで結局店には行ってないんだけどなw ちなみにそのチラシは戦国萌えカフェってヤツで、くノ一みたいなコスプレした娘のいるメイド喫茶のようだ。なんだかこの店は基本的に戦国ってヤツとそれに求められているモノを勘違いしてると思うぞ(^^;

・・・で、そのままそふまっぷ、ドンキと通り過ぎると、メイドビル?が2、3件ほどあって、さっきチラシ貰った戦国カフェに始まって、妹屋に耳かき屋、果てはただメイドな女の子とファミコンするだけとかしゃべるだけで20分800円なんて店もあった。60分2400円と考えると、コスパは結構イイと思われる。てかファミコンの二人プレイが誰かと出来るってんなら、あえて相手がメイドじゃなくても十分楽しめそうだw
ソフマップとドンキ側の通りの一番果てまで来たところで信号を渡り、折り返し道路挟んだ向かい側のコースをたどってみると、こっちの方には男装カフェと猫カフェなんてのものがあり、そのちょっと先に面白い店を見つけたんでちょっと入ってみることに。
その店はなんでもコスプレ娘とブラックジャックとかルーレットなんかで遊べるそうで、そもそもディーラーがあえて女の子じゃなくても、普通に人間のディーラーと賭け事モドキが出来るってだけでも楽しそうじゃん。増してやそれがかわいい女の子相手なら尚のこと面白そうだと、これは迷わず入ってみることにするわな。

狭いビルのエレベータで五階まで上がってドアを開けてみると、そこにあったのは薄暗い空間の真ん中に、ブラックジャックテーブルがどーん!と置いてある、ちょっとオシャレなゲーセンのメダルコーナーみたいな空間で、そんなカジノスペースに場違いな、ハルヒやらメイドやらのコスプレ娘が「いらっしゃいませー」と愛想よく迎えてくれます☆
とりあえずシステムを聞いてみると、一枚100円のチップを買ってもらい、それが尽きるかタイムオーバー(1000円で1時間くらいだったかな)になるまで遊ぶことが出来るそうな。ゲーセンのメダルが一枚10円ってことを考えると割高だとは思うけど、ドリンクはつくし、それになにより生身の可愛いディーラーとカード遊びとかが出来るってだけで何の問題もないかなと思いマスタ。

ってことでアタシはチップ2000円分を買って、セーラー服がかわいい、はずみちゃんなるディーラーっ娘とブラックジャックやったのですが、カッコだけ見れば遊びにしか見えない彼女らも、カードを配る手付きや「●×オープン、スティヒットなんたら? ナイステン!」などのセリフもすんげえキマってて、ちょっとしたラスベガス気分が味わえました☆ はずみちゃんに聞いたところ、何でもオープン前には1ヶ月泊まり込みで修行したとのことで、確かにそれだけのディーラーっぷりは見せて貰えましたね☆ 

さてさて肝心の勝負の方は、はずみちゃんのバカづきで、2000円分のチップはものの20分くらいで無くなり、その後追加で頼んだ3000円分のチップもすぐさま無くなってしまったんですが(^^; それでもストレートのウィスキー片手に専用テーブルと本物のカードを使ってかわいいディーラーと遊べたってだけで大満足でしたけどね☆
なお、アタシがチップ使い果たした後は、エミールのカードシャッフル講座なんてのをやっておりましたw 実はアタシの特技?の1つにトランプきりってのがありまして。それをちょっと披露したら、はずみちゃんともう一人のディーラーゆきちゃんにかなり驚かれまして。1つワザを伝授してやろうとなったわけでw
次にアタシが秋葉レイヤーズに行ったときに、アタシが教えてワザをしっかりマスターしていて貰えたらうれしいですねえ☆

ってことでコスプレカジノの秋葉レイヤーズ。ちょっとオシャレに楽しむにはとてもイイ店でした☆
はずみちゃんすごくいい娘でしたけど、もう一人のゆきちゃんもとてもイイ娘でした☆


秋葉原ソフマップとドンキ前通りの駅向こう側

オタク度/★★★★


2月17日 

秋葉原駅〜ふぁいと一発!牛乳一本☆〜

秋葉原から新宿に行こうとすると、総武線を利用することになるんだけど、この総武線専用ホームには、ズラリとガラス瓶の並んでいる、何とも腰に手を当てたくなる衝動に駆られるスペースがあります。それは秋葉原駅内で、総武線ホーム限定のミルクスタンドw アタシが勝手に秋葉駅名物に指定している場所なのですが、ココで飲むビン牛乳の味は格別です☆


ミルクスタンド

ものの数メートルしか離れていないホームにゾロゾロと並ぶ人達が鮨詰め電車の中に押し込まれる風景を見ながら、50センチ四方程度のスタンドスペースでパンをかじりながら腰に手を当ててくぅっ!と一本☆ なんかよくわかりませんけれど、妙な一体感と優越感が味わえますw

ああ、自分はこの秋葉原駅という人の渦の中で、間違い無く風景に溶け込んで一体化してんだな・・・でもそれでいてアタシは決してくびれ疲れ果ててこの場所にいるサラリーマンとかって訳では無く、美味しくB級孤独のグルメを楽しんでいるんだぜwみたいな? なんとも言えない変な楽しさがありますね☆


コーヒー牛乳飲みながらナポリタンぱん食べました☆

・・・とまあそんな妙ちくりんなことを言わずとも、ココにはノーマル牛乳からコーヒー牛乳フルーツ牛乳はもちろん、クロレラ牛乳やら濃厚牛乳、イチゴ牛乳にリンゴジュースに黒酢乳酸ドリンクと、とにかくたくさんの飲み物があって、そのカラフルな瓶を見ているだけで楽しい気分になれますけどねw
また、いかにも安っぽい、でもだからこそ牛乳によく合いそうなアンパンやクリームパンを眺めていても、これがイイ大人しか利用しないであろうこのスペースに置いてあることを考えると、なんか和やかな気分になります。ガンガれ日本のサラリーマン!


ホームはすぐそこ

・・・ってアタシはココにパンを食べに来たって訳ではなく、新宿行くために通りかかっただけなんでした(^^; でもまあイイや、一本くらい乗り過ごしても、牛乳飲んでパン食べて、その後に来る電車に乗ればイイやなんて思ってパンを食べると、どうしても慌てちゃうんでノドに詰まってしまいます(^^;
そうしてゲホゲホいいながら流しこむむ牛乳がこれまたウマいw・・・ってもう一本電車来ちゃったYO!・・・そんなこんなで結局電車を3本ほど乗り過ごしてしまうのが、ココ最近の秋葉原駅総武線ホームでのアタシ的お約束ですねw


秋葉原駅総武線ホーム


グルメ度/★★


2月19日

佃島〜都心の不思議なオアシス〜

銀座からわずか2駅のところに位置する不思議な空間、佃島。
隅田川の川べりの、更に堀に囲まれた別天地。赤い欄干の橋を渡った先は、高層ビルマンションと、昔ながらの日本家屋が建ち並ぶとても不思議な空間で、古きよき日本の横丁風景と、勝ち組超セレブのベッドタウンな風景がごっちゃになっていながらも、何故かしっくり違和感ない風景なのである。


欄干の向こう側


下町のビルディング

隅田川の川風に吹かれながら、堤防沿いにある公園からこの街並みを見ていると、最新建築のオシャレな洋風家屋があったりするってのに、なんだか何十年も前からこの町はこんな景色なんだろうなと思えてしまうのは、きっとココが車も走っていない信号機も無い、川風の音しか聞こえてこない静寂な街だからなんだろうな。

東京のド真ん中にあるこの静かな空間は、いつ歩いても気分が落ち着く。
赤い欄干を渡って、お堀の貸し船を横目に公園を抜け、昔ながらの駄菓子屋に懐かしさを覚えながらレンガの道を歩き、江戸時代から続く佃煮屋でおみやげを買う。


レンガ道の駄菓子屋さん


江戸時代から続く佃煮屋さ

このシブい店構えな超老舗の佃煮屋のすぐ前にある階段を上がると、そこに広がるのは隅田川。都心を流れているはずなのに、水はとても綺麗です。


隅田川の遊歩道

さてこれから、5分歩いた先の月島商店街でもんじゃ焼を食べるか、それとも築地でまぐろ丼でも食べて行くか、あるいは銀座まで繰り出してみようかなんてことを考えながら、堤防の上を歩いて川向こうにある銀座と築地の町を見ながら川べりの遊歩道を歩く。東京23区広しと言えど、こんなに気持ちよく散歩できる場所は他に無いでしょう。


佃島 月島駅(有楽町線・大江戸線)6番出口から徒歩5分


不思議度/★★★★★




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