カニが美味しいことで有名な能生町のイメージというと、アタシ的には海辺の港町でした。でも実のところこの能生町、何気に山の方にも色々美味しい面白い場所があるようです。これは是非とも探索してみなければなりますまいとお出かけしてきた10月秋晴れな土曜日の午後、まさかあのような発見があるとは思いもよりませんでした。
これぞ山定食だよなあ
そもそもアタシが能生町に際注目したきっかけは、美味しい農家レストランがあるという情報を得たことでした。ってことでまず能生町に来て真っ先に向かった農家レストランひだまりで食べたのがこの笹の葉寿司定食です。なんというかもう、見ただけで山田舎のハレなご贅沢感満載ではありませんか☆ 肉気魚気が全くと言ってイイほどないってのに物足りなさを全く感じることの無い、これぞ山のご馳走という感じで大満足でした(^^)
ひだまりの小道
農家レストランひだまり
新潟県糸魚川市(旧能生町)
グルメ度/★★★☆
農家レストランひだまりを後にして、能生町の更なる奥地を目指します。その果てない田舎一本道は、奥へ奥へ人里離れた場所へ離れた場所へと進んで行くはずなのに、不思議と寂しい感はありません。
田舎は続くどこまでも
いやむしろ、人家が無くなれば無くなるほど、広々感が広がってくるではありませんか。
この透き通った田舎道の果てにはシャルマン火打スキー場というものがあるらしいのですが、今は間違ってもスキー客など訪れることのない季節です。そんでもってこのシャルマン火打スキー場というのは、別に夏場は高原観光地と化すという訳でもないようです。にも関わらず、なぜかアタシはあの奥に見える雪の積もっていないゲレンデが気になって気になってしょうがなかったのですよ。
誰も訪れることの無い夏の田舎の最果てスキー場…そこにはさびれた季節はずれの景色しか無いはずだったのですが・・・
こ、このゲレンデは!?
え〜っなにこれ!? 誰もいない山道を20分走って辿りついた、その閉鎖されたスキー場に広がる光景は、アタシの想像を絶するものでした(><)
すすき野原のゲレンデ
ゲレンデが…ゲレンデが全てススキの穂に覆われて、セピア色に染まっているではありまんか!
すみずみまでギッシリすすき
アタシは生まれてこの方、ココまで見事なすすき野原を見たことがありません。
正直アタシは、すすきなんてのは月見だんごのオマケくらいにしか思っておりませんでした(^^; でもそんなすすきも、ここまで一面ギッシリに咲き乱れると見事な芸術品になってしまうのですね。
すすきってこんなに綺麗だったのか
アタシはこんなに美しいすすき野原を見たことはありません。もしも全国美しいすすき野原コンテストなどというものがあったら、きっとこの夏のシャルマン火打スキー場は最優秀賞を取るのではないかと思いますよ。
こんな景色も見れました
能生町の最果てにはこんなにも素晴らしい絶景が隠されておりました。
美しい景色というものは、誰にも広められず観光地として有名になることもなく、ヒッソリと隠れていることもあるものなんですね。
意外なところで予期せぬ想定外の絶景に出会ったとき、そんなときに、旅人やってて本当に良かったと思いますよ。
シャルマン火打スキー場
新潟県糸魚川市(旧能生町)
セピア野原度/★★★★★
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