韮山反射炉 〜日本人の底ぢから〜 (2014.9.15)

幕末にペリー率いる黒船艦隊を見て恐怖おののいた江戸幕府が、慌てて黒船に対抗するために作った製鉄所がこの韮山反射炉です。


さあジャンジャン燃やせっ!

ドロ縄式の付き焼き刃で建設することになったこの反射炉ですが、江川英龍という天才の手によって、わずか3年半で見事に完成してしまいます。


江戸の生んだ天才・江川英龍

その後はこの韮山反射炉で西洋式の大砲をジャンジャン製造し、なんとかペリーその他の外国海軍に対してカッコをつけることができたのでありました。


これであと10年戦えるっ!

さて教科書にもあまりでてこない話ですが、この韮山反射炉の製造完成にまつわる話は、日本という国の長所と短所を見事に表しております。
外圧が加わって初めて製造されることになり、
トップはアタフタしていたのに、現場の生え抜きがハイクオリティな仕事をし、すぐさま西洋のコピー品を簡単に作り上げ、
その現場指揮官はアホな上層部に妬まれて失脚しかけた過去があったりと、
まあなんとも日本らしいではありませんか。


我が日本の誇り

右も左もロクに西洋文明を知らなかった日本人が、見よう見マネで(世界史的レベルで見れば)いとも簡単に作り上げてしまったこの韮山反射炉。ここには日本人のエッセンスがギッシリ詰めこまれております。

韮山反射炉
静岡県韮山市


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