浦賀・久里浜 〜ペリーの見た浦賀〜 (2010.9.21)

今から150年ほど前に、日本に開国を求めてやって来たペリー率いる黒船が現れたのがこの九里浜です。この九里浜は、三浦半島南部において、ポッカリ開いた穴のような場所にひっそりと砂浜が広がっており、沖に大船を停泊させて小船に乗って上陸してくるにはうってつけの場所だってことが、実地を見てすごく納得できました。


こりゃ上陸するのに丁度いい

アタシがこの九里浜を眺めながら、頭の中に四隻の黒船のことを思い描いて妄想していると、ちょうど運よくこの九里浜港と房総半島を結ぶフェリーがアタシの立っている久里浜に腹を向けて旋回して行きました。
ああ、黒船ってのはあんな感じに停泊してプレッシャーをかけて来たんだなあ・・・こんな何も無さそうな漁村にいきなしあんなゴツいのが現れたんじゃあ、そりゃみんな腰抜かすだろってことがまざまざ実感できましたよ。


黒船もこんなふうに来たのかな?

太平の眠りを覚ます上喜撰 たった四杯で夜も眠れず。

この小さな扇状の砂浜から広がる海は、いつまで眺めていても飽きることはありませんでした。


浜のすぐ裏にはペリー記念公園があります

アタシに黒船のイメージを感じさせてくれたこの九里浜フェリーは、対岸の房総半島先端との間を片道30分程度で往復しており、遊覧目的で乗ることも可能となっております。
黒船を見て腰を抜かした浦賀の人たちの気分を堪能したところで今度は、頑迷に鎖国を貫こうとする辺境の島国に異人の住むという見知らぬ地に乗り込んで来たペリー提督の見た浦賀感じた浦賀を体感してみようと、久里浜フェリーに乗ってみることにしました。

ペリーも150年前に同じように久里浜を眺めていたんだなと思いながら、フェリーの尻に立ってどんどん遠ざかって行く久里浜を見ていると、なんとも言えない感情が心の奥底からふつふつ湧き上がって来ます。


ペリーはどんな思いだったんだろ?

・・・ごめんなさい、このアタシが抱いた思いを文章にすることはちょっと出来そうにありません。ただとにかく、船の上から眺めた久里浜の景色は、久里浜から眺めた海の景色以上にアタシの胸に何か訴えてくるものがありました。


房総半島も綺麗でした☆


浦賀・久里浜 横浜横須賀道路・浦賀インターより20分くらい

久里浜港・東京湾フェリー 房総との往復90分程度。遊覧だと1000円。

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