伊勢神宮 〜一生一度のお楽しみ〜 (2013年9月18日)

明治神宮、熱田神宮などと並んで日本で一番の格式を誇るこの伊勢神宮、古くは江戸の昔から、お伊勢参りの社として日本国民全員に親しまれておりました。
なんでも江戸時代の農村では、子供がしっかりと成人した暁には、村のみんなで積み立てたお金を持たせてお伊勢参りをさせていたとのことです。きっとそれは、一生に一度くらいは可愛い子に旅をさせてやりたいという、村全体の親心だったのでしょう。

というわけで江戸時代の東海道は、お伊勢参りの旅行客でずいぶんとにぎわっていたようです。そのように親しまれた東海道なればこそ、弥次さん喜多さん道中記なんてものも流行ったのでしょうね。ようやく念願のお伊勢参りに旅立った若者は、きっと胸をわくわく躍らせて東海道をひた歩いていたことでしょう。
そんな日本人の心のオアシスとも言えるお伊勢参りに、アタシは齢40にしてようやく出かけることに相成ったのであります。


弥次喜多道中?

という訳なので、アタシはこの伊勢神宮には特に何かをお参りしに来たという訳ではありませんw 江戸時代のお登り百姓な気分を堪能したいというのが今回のお伊勢参りミッションです。残念ながら東海道を歩くことなく高速道路での車移動となりましたけどね。

この日は台風一過後の晴天だったという事情もあるのですが、この伊勢街道は高配と周りの景色感が絶妙で、とにかく眺めがイイのです。
おそらくは自分の生まれ育ったムラのことしか知らない農民の若者たちがどれだけワクワクしながらこの伊勢街道を歩いたのかはよっく分かりました。


江戸時代のイオンモール?

長い長い伊勢街道を抜けた先には、お伊勢様の門前町が賑わっております。なにしろ江戸時代にはイオンやショッピングモールなどは無かったのです。現代人のアタシですらもこの門前町にはめっちゃテンション上がったんですから、江戸時代の若者たちが、こんな楽しげなお店の集まりに遭遇したら、いったいどれだけワクテカするのやら。そりゃあ村総出で一度くらいは若者をお伊勢参りに行かせてやらなきゃ可哀相とも思うでしょうねえ。


石のじゅうたん道

ココから先は、長い長い参道です。玉砂利がひたすら敷き詰められたこの鎮守の森は、これだけ観光客でにぎわっていても荘厳さは全く失っておりません。


木漏れ日が綺麗

門前町でキャッキャキャッキャ騒いでいたら、今度はこんな神秘の森に案内させるのですから伊勢神宮とはすごいところですよ。


ぐぬぬ残念

気持ちが落ち着くこと10分ほどで辿り着いた奥の院なのですが、残念ながら今は何十年かに一度の遷宮をやっているとのことで、中に入ることは出来ませんでした。でもでもそれでも、この荘厳神秘なお伊勢の森を歩けただけでアタシは大の大満足でしたよ。


これを楽しみにしていた☆

さて本来の目的である本堂へのお参りを済ませたところで、お楽しみに取っておいた赤福でお茶&お菓子としゃれ込むことにします。


中から餡子と餅が(><)

何度も言うようでしつこいですが、きっと江戸時代の若者たちも、同じようにお団子食べながらこのお伊勢参りの話で盛り上がっていたんだろうななんて想像したら、よりいっそうカキ氷の冷た美味しさが染み渡りましたよ。
っていうかこの赤福のカキ氷めちゃくちゃウマかったです(><)この氷を崩した中には餡子とお餅が隠れていて、とにかくお得感満載の逸品でした(^^) この美味しい赤福のカキ氷、もしもいつかタイムマシンが発明されることがあるのなら、お伊勢参りに来ている若百姓たちにぜひとも食べさせてあげたいところですw

伊勢神宮
三重県伊勢市 伊勢自動車道・伊勢インターより10分


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