海遊館〜憧れのジンベエザメ〜 (2009/9/24)

大阪港に聳え立つ、エヴァ第五の使途ラミエルみたいな怪しくデカいキューブ状の建物。なんでこんなにデカく高く変な形をしてるんだ?と思いながら入り口をくぐって奥まで潜ってみると、その理由が分かりました。そう全てはこの海遊館の王者にして覇者にしてスーパーアイドル、ジンベエザメくんのためのものだったのです。

この海遊館、別にジンベエザメなぞいなくても、普通にデカくて色んな魚がいて設備が凄くて新潟のマリンピアなぞより面白いと思うのですが、・・・ゴメン、ひとたびジンベエザメ様とイトマキマンタが目に入ってしまうと、他の魚やラッコやペンギンやアザラシなんぞ本当どーでもよく思えてしまいます。

この水族館の構造は、まず真ん中に、端から端まで10数メートル、深さ9メートルのドでかいメイン水槽があって、その周りを螺旋階段のようにグルグルと下ってくる見学通路があり、その螺旋の外側に、メイン以外のいくつかの水槽が配置されるという構造になっております。なので最初に螺旋を下ってくるときにはまだメイン水槽が目に入らないので、サイド水槽にいる魚やラッコなんかにも凄い凄いと人だかりが出来ているのですが、ひとだびそのメイン水槽のジンベイくんが目に入ってしまうと、その瞬間よりサイドの水槽はまるでどうでもイイ存在になってしまい、みんなひたすらジンベエザメとイトマキエイ、その他とりまきをカメラで追うことになってしまうのです。



デカいっしょw


かくいうアタシもその一人。最初はサイド水槽をパシャパシャ写真撮りながら、こりゃあいくら写真撮っても撮り足りることねーななんて思っていたのですが、アタシの視界にあのゴマダラ模様の巨大な姿が入った瞬間、もうその虜になってしまいましたよ。5mはあろうかという巨体がゆらゆら舞う姿がとにかく美しかわいい。しかもコイツがエラく気まぐれなヤツで、あっちゆらゆらこっちゆらゆら、一度たりとも同じ姿勢で泳いでいること無いんじゃね?ってくらいにのんびり屋さんで目が離せないんですよね。また、ジンベエザメさえいなければ、間違い無くこの水槽のナンバー1を張れたであろう準スーパーヒーローのイトマキエイとのコラボレーションも美しく、また更に、ジンベエとイトマキエイさえいなければ(略なシュモクザメやら何やらと、とにかく色んな組み合わせが見れたりで、もう目が離せません。それからはもうひたすらジンベエザメの色んなシチュエーションの写真を撮ることに没頭しておりました。



お供を沢山引き連れたジンベエさん


また、いかんせん水槽がデカいので、今自分が見ている場所から正反対に行かれると、ジンベエの姿が全く見えなくなったりすることがあり、かと言ってそれじゃあ今ジンベエがいる場所に移動したりしても、また気まぐれなジンベエのことだから、その後の保障が無かったりなんで、ひたすらジンベエが来るのを待っていたりとかってなっちゃうんですよね。でもそうしてジンベエが来るのを待っている間に、イトマキエイやらチョウザメやら何やらと言った怪しい連中が俳諧してきたりもするんで、ぜんぜん退屈することも飽きることもありませんでした。
とまあさっきからジンベエジンベエうるさいところではありますが、他にも準エースのイトマキエイをの筆頭に、マンボウやらウミガメ、クリオネやらと、なかなか見所があって面白い連中も沢山おりますので、ジンベエ抜きにしても凄く楽しい水族館でありました。



ナンバー2のイトマキエイさん


なお、アタシが来たのは9月24日という連休の谷間の平日だったのですが、まずまず人が入ってました。ジンベエが登場する前の水槽のは、人だかりワサワサでちょっと待たないと見ること出来なかったですからね。もっとも、ジンベエ水槽が現れるや、その他水槽は簡単に見れるようになりましたけれどね。ジンベエ水槽はとにかくデカいために見れる場所も沢山あるから人が分散して、基本どこからでも見ることができました。でも果たしてこれが休日真っ只中だったらどうだったかは分かりませんけどね。


JR大阪駅から環状線で弁天町駅へ。
JR弁天町駅から市営地下鉄に乗り換えて大阪港駅下車徒歩5分。




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