山梨市・民芸茶屋清水 〜(猪+豚)÷2=いのぶた〜 (2010/5/15)

ひきしまったイノシシ肉の美味しさと、コッテリしたブタ肉の美味しさをミックスさせるべく、猪と豚を一代交配させた、イノブタなる肉があると言う・・・美味しんぼ80巻にてそんな情報を得たアタシルは、早速車を3時間ばかし走らせて、甲斐の国へと旅立って来ました☆

それにしても山梨県・・・本当に山だw 県庁所在地の甲府市の中心部でも、周りを取り囲む山までの距離がすんごく近く、とにかく山が大きく見える。アタシが新潟から長野に引っ越してきたとき、かなりそうゆう圧迫感を受けて山国ってモンを実感したんだけど、甲府市のそれは長野市以上だってんだから驚きです。
甲府市を抜けて国道140号線を東京方面に向かって行くと、近かった山が更にどんどん大きくなって行き、20分も走ると完全に山の中に突入しておりました。途中、道の左右には果物の直売所や名物の「ほうとう屋」がたて並びます。今回の目的は「民芸茶屋清水」と決まっていたので、脇目も振らず、ほうとう屋群をスルーして行きましたけど、どのほうとう屋もいかにも秘境の山小屋な料理屋さんなふいんきをかもしだしていて、何処に入ってもきっと美味しいほうとうが出てくるんだろうなと思いますた。

さてさて甲府市を抜けた後にある有名な石和温泉郷を通り過ぎて20分くらいでしょうか? 目的地の民芸茶屋清水に到着です。おおっ、これは確かに「民芸」茶屋と呼ぶにふさわしい。なんとも言えないシブかっこイイ店構えではないですか☆


シブかっこいい店構え

もちろんシブいのは外構えだけではありません。中に入っても、イノシシの剥製やらスズメバチのデカい巣が飾ってあったりで、コイツは期待できそうです。
ワクワクしながらメニューをめくってみると、いのぶたバーベキューにいのぶた鍋、いのぶた肉めしなどなど、色々なイノブタ料理が立ち並び、どれもこれもすんげえウマそうなんだけど、ココはいのぶたほうとうを選択。やっぱり山梨県に来たんだからほうとう食べないとな☆ あとはオプションにいのぶた串焼きと自家製リンゴジュースを頼むことにしました。


ひゃーうまそ!

ってことで出てきたのがこれです。どうです?ウマそうでしょw・・・でもゴメン、いのぶた肉は思ったよか普通で特筆するほどのモンでもありませんでした(^^; いえいえ決してマズくはないし、むしろ美味しいくらいなんだけど、なんて言うかなあ・・・いのぶたならではの旨味って言うか、そういう感じのものに欠けていたんですよね。以前に食べた丸森町のイノシシ料理は明らかにイノシシならではの美味しさってのがあったんだけど、残念ながらこのいのぶたは、単に普通に美味しい肉って感じでした(^^;
ちょっと期待はずれないのぶただったけど、ほうとうの方はとても美味しかったです☆ 歯ごたえは無いんだけど、クニュクニュした食感が気持ちよく、明らかにうどんとは違う食べ物って感じで、こっち方は確かに山梨名物としての特徴がありました。また、味噌のスープもとてもイイ味で、懐かし安心な田舎の味って感じで山奥を実感することが出来ましたね☆ もしかしたら、いのぶたの出汁がこの美味しさを演出していたのかもしれません。
あと特筆すべきは自家製りんご生ジュース。これはガチでうまかった☆ ヘタすると今日のメニューで一番美味しかったのはこのりんごジュースだったかもしれませんってくらい美味しかったです。


民芸調な店内

ってことで民芸茶屋清水のいのぶたほうとう、あえてわざわざこれだけを食べるために出撃するほどのモンでは無かったですが、たとえば石和温泉に行くとかその他観光目的で山梨に訪れることがあるのなら、行って見る価値はあると思います☆ 


山梨市・民芸茶屋清水
国道140号線 石和温泉郷から東京方向に20分くらい


グルメ度/★★★☆


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