長良川河畔・鮎の里〜鮎を訪ねて300キロ〜 (2010/10/9)

長野に越してきてまだ間もない4月24日に関ヶ原岐阜城に行った際、そう言えば岐阜は鵜飼いだ長良川だで鮎の名産地だったなと言うことを思い出し、後で岐阜の鮎料理屋でググってみたところ、一件凄く気になる美味しそうな店を見つけました。でも残念ながらその店は、鮎獲りシーズンの7月〜10月までしか開いていないってことだったんで、よしそれなら鮎漁解禁されたら行ってやろうかと思っていたのですが、岐阜は片道4時間コースです。さすがに敷居が高くてなかなか行く決心がつかずに伸ばし伸ばしになっていたところ、気がつきゃもう10月じゃないですか。この10月9日を逃したら次に行く日は来年になってしまいそうなんで、朝からの大雨だのにもメゲず行ってきましたよ鮎の里に。実際のところ、こんな大雨の中でのドライブは楽しくないし疲れるだろうしってことで、やっぱ行くの止めようかなんて躊躇していたんですが、結果としてやっぱり行ってきてちょーちょー良かったですよ☆

この長良川河畔・鮎の里のある場所は、長良川のやや上流域の山ん中で、本当に河辺りすぐのところに立っており、最初にたどり着いたときは、そんなに河畔で本当にいいのかYO!なんてことを思いました。


こりゃ確かに鮎の里だ

店ん中に入ってみると、通路のすぐ下がすぐもう河原になっているうえに、店の作りもまるで浜茶屋のような超オープンスペースになっており、アタシ的にはもう、これは正に鮎の里だなあって場所にゴザ引いて寝っころがって河を眺めながらせせらぎを聞いているだけで嬉しくなってきましたね。


河原の浜茶屋

そんなこんなで20分ほど写真撮ったりゴロっていたりしていたら、まずは鮎のフライが運ばれて来ました。うわーすげえイイ匂い☆ 衣の香ばしさに加えて鮎独特の涼苦い香りが漂って来ます。最初は鮎をフライにするのって、鮎の香りが衣に殺されちゃうんじゃないかなんて思っていたのですが、この香りの強い長良川天然鮎にはそんな心配は全然無用でした。


う〜んイイ香りw

なお、他に注文した品は、鮎の刺身、鮎の塩焼き、鮎の雑炊で、以上合わせて4品。当初はこれだけで十分おなかいっぱいになるだろって思っていたのですが、この鮎フライのいいにおいをかいでいると、やっぱり日本人の魂とも言えるアレが無いことに我慢が出来なくなってしまいました。

「すみません、ごはん一丁お願いします!」

やっぱ刺身にフライって言ったら、ごはん無しでは物足りないですよねえw
そうこうしているうちに、間もなく頼んでいたメニューが一気に運ばれて来ました。


なんてデカい鮎なんだ(><)

デカい…なんてデカさだ!!! 写真では今ひとつ伝わらないと思いますが、この鮎の塩焼きのデカいことデカいこと(><) 実のところアタシのところにこの鮎の塩焼きが来る前に、他のお客さんのところに運ばれて行く大きな焼き魚を見ながら、「あれ?ココってイワナの塩焼きもあるの?」なんて思っていたのですが、なんだよアレ鮎だったんかいデカすぎるだろ!!
そんでもってこの鮎の刺身の綺麗なこと綺麗なこと。鮎の深緑色の頭に白銀に輝く切り身のコラボがとにかく美しかったです。


輝くお刺身

まずは最初にフライを食したのですが、うわー超うめえ!!!そんでもってやっぱり白米頼んでおいて良かったー☆ 鮎独特の青い苦味が衣に包まれることによってよりいっそう深く味わえました☆

次に食べたのは刺身です。おお〜やっぱコイツもウマいぜ☆ 苦味や臭みは全くなく、とにかく透き通った味で、これまたやっぱり白米頼んでおいてよかったーって思いましたw

次に雑炊を少しすすってみると…!!! な、なんだこの雑炊は!? 鮎のほぐし身ってこんなにイイ出汁が出るのかー!!! これまた苦味臭みが全然なく、鮎の身が持つ旨味だけが凝縮して染み出しているようです。でもその旨味は鮎の塩焼きのそれとは全く違ったもので、鮎という魚とは何と深いんだろうと思い知らされました。


これぞ鮎のフルコース

最後に食べたのが塩焼きです。まずはウマいマズい以前の問題で、とにかくデカいことに驚かされましたね。…で、肝心かなめの味の方は、大きいからと言って大味だなんてことは全然なく、正にこれぞ鮎の塩焼きだって言う王道の味でしたね。やっぱり天然鮎は皮と肝が超美味しいです。もともとアタシは魚食べるの上手な方なのですが、アタシがこの大鮎を食べた後の皿は、マジで頭と骨以外は全く何も残らない状態でしたよw


この川で獲れたのかあ

長良川河畔・鮎の里での鮎三昧。食べることのみならず、鮎のふるさとの景色もせせらぎも一緒に楽しめて大満足でした☆ 雨ん中わざわざ3時間半かけて来た甲斐が本当にありましたよ☆


長良川河畔・鮎の里 東海北陸自動車道・美波インターから10分

グルメ度/★★★★★


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