我が故郷、新潟市は古くから海運によって栄え、水の都と呼ばれておりました。
新潟市の水運を支えて来たのは日本一の長さで知られる信濃川で、今でもその雄大な流れは新潟市民にとっての象徴的存在となっております。
今日はそんな新潟市民の心のオアシスとも言える信濃川を走る水上バス、信濃川ウォーターシャトルでの船旅を楽しんで来ました。
橋の向こうからやってきた☆
今回アタシがこのウォーターシャトルに乗り込んだのは、新潟市で一番スタイリッシュな繁華街・万代シティの船着場です。遠目にかかる新潟で一番カッコいい橋・万代橋の方からやって来たウォーターシャトル☆なんとも絵になっておりますね。
ベアトリス号入港!
この信濃川ウォーターシャトルは乗車定員100名ほどの小型船、アナスタシア号とベアトリス号の2隻で運行されております。
この2隻のウォーターシャトル、その川行く姿は橋の上などから何度か見かけたことはあったのですが、やはりいざ近くで見て見ると全然イメージが違います。思いのほかに高級感があってカッコいいのですよ(><)
豪華客船みたい♪
ワクワクテカテカしながら入った船室は、このようにちょっとしたレストランのような作りになっておりました。船内は空調がきいてて気持ちイイし、ちょっとした飲み物は用意されてるし、気分はもうプチ豪華クルージングでした☆
古町のマンション街とNEXT21
ベアトリスの水切り音と水面に光る太陽光が更なる異世界感を演出してくれて、いつも見ている川向こうの古町の景色がとにかく新鮮に見えました。
ちなみに右から3番目のちょっととんがった建物が、新潟一番の老舗繁華街・古町で一番大きい商業ビルのNEXT21です。この位置このアングルではそう見えないかもしれませんが、実物はかなり大きく、新潟市の何処からでも見つけることが出来ます。
りゅーとぴあ
古町の入り口にあるのがこの「りゅーとぴあ」です。ココいら一帯には新潟市の文化施設が集まっており、音楽関係のイベントがよく開催されております。
また、この川べりは「やすらぎ堤」と呼ばれており、新潟市民憩いの場として親しまれております。春桜の時期にベアトリスクルージングしたらさぞかし綺麗なんだろうなあ。
カモメさんに見送られ
このベアトリス船内にはカモメ用のエサが売られており、投げるとカモメがひゅんひゅん飛んできてエサをパクついていきます。甲板で涼やかな風を浴びながらカモメたちと戯れる…これも信濃川クルージングの楽しみの一つですね。
県庁とアナスタシア号
新潟県庁にさしかかる途中、信濃川クルージングの最終目的地・新潟ふるさと村から帰る途中の姉妹船・アナスタシア号とすれ違いました。
ふだんは決してそんなことはしないアタシなのですが、アナスタシア号から手を振ってくる人達に手を振り返してしまいましたw そのときのアタシはよっぽどテンション高かったんだろうなあ。
水門を超えて
この信濃川には、対洪水用の分水路・関屋分水という人造支流があり、この水門はその水の流れを管理しております。
こういう水門の真下をくぐるときのド迫力というのもクルージングの醍醐味ですよ。
WELCOMEふるさと村
そんなこんなの楽しい40分ほどのクルージングの果てに辿りついたのは、新潟市のド郊外にある新潟ふるさと村という観光施設です。
このふるさと村は、名前だけ聞くといかにもヘボそうな第三セクターテーマパークのような印象を受けそうですが、その実態はなかなかどうして繁盛しております。
なかなか優秀な買い物施設
新潟ふるさと村は国道高速インター側という立地条件を生かし、観光バスでの立ち寄り客に新潟の美味しいものを買って行って貰おうというコンセプトで運営されております。
新潟はそもそも食べ物が美味しい土地だから、別に観光客を騙くらかさなくてもこのふるさと村には地元の人もいっぱい買い物に来ているんですよ。
そうして人が集まるから食べ物屋台イベントもしょっちゅう開催されており、ウォーターシャトルの終点として訪れるには本当ちょうどイイ場所なのですよ。
帰りはアナスタシア号
今回の作戦はふるさと村攻略が目的という訳ではないので、ふるさと村の紹介はこの辺にしておきますが、帰りのアナスタシア号が来るまでの1時間ばかりをそれなりに楽しく過ごしたとだけは報告しておきますね。
万代シティレインボータワー
帰りのアナスタシア号では、乗船した万代シティのもう少し向こうにある信濃川ウォーターシャトルの最終寄港地「新潟みなとぴあ」まで行くことにしました。
中心に見える派手派手なのは行きの万代シティ乗船時において見逃していた万代シティの象徴・レインボータワーです。新潟市のシンボルのはずなのに新潟市民は誰も乗ったことがないということで有名ですw 残念ながら現在は動いておりません。
万代橋と新潟メディアシップ
こうして下から見上げる万代橋はやっぱりカッコいいです(><)
このアングルだと万代橋からビヨンと伸びててお腹の出ているような建物は新潟メディアシップと呼ばれている新潟のメジャー新聞社・新潟日報の本社ビルです。新聞屋って儲かるんですねえ。
朱鷺メッセ
左側に見えるのが、新潟市の総合イベント複合施設、朱鷺メッセ。企業の説明会から物産展、コンサートにいたるまで、イベントなら何でもござれなお祭り場です。常時開放している最上階の展望台からの景色もなかなかどうして見ごたえがあり、外から来たお客さん相手の困ったときの観光案内場所に珍重しております。
新潟みなとぴあ
こうして楽しかった帰りのクルージングもいよいよ終わりです寂しいです。この新潟みなとぴあ、古くは江戸時代から新潟港を管理していた税関があったというアナスタシア号が最後に寄航するのにふさわしい場所です。現在は郷土資料館となっており、近辺も波止場公園として整備されております。
アナスタシア号と佐渡汽船
帰港したアナスタシア号の向こうに見えるのは佐渡汽船の新型船ときわ丸です。ここいらはさすがに新潟みなとぴあというだけあって、波止場風情があってイイ場所ですよ。
新たなる旅立ち
こうしてアナスタシア号は、次の観光客を求めて船出して行きました。ありがとうアナスタシア!
という訳でこのベアトリス号&アナスタシア号乗船記はこれでおしまいです。こうして船旅のことを振り返ってみると、新潟市の主要施設は本当みんな信濃川沿いにあるんだなということに気付きますね。そんな新潟市の中心部を悠々颯爽と走っていく信濃川ウォーターシャトルは実に楽し気持ちいいクルージング船だと思いますよ☆
信濃川ウォーターシャトル
新潟みなとぴあ〜朱鷺メッセ〜万代シティ〜新潟ふるさと村
プチ豪華客船度/★★★★★
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